毎年、秋以降はインフルエンザが流行します。
インフルエンザは子供や高齢者、抵抗力の弱い人は重篤化する可能性がある病気です。
インフルエンザにかからないために、しっかりと予防対策をしたいですよね。
今回は、インフルエンザ予防対策に良いと言われている「歯磨き」と「緑茶・紅茶」について調べました。
インフルエンザ予防対策に歯磨き?
インフルエンザ予防対策と歯磨き?
何だか一見関係性が無さそうな2つのワードですが、実はインフルエンザを予防するのに歯磨きを含めた口腔ケアをすることが重要である研究結果が出され、今注目されているのです。
口腔内の細菌が出す酵素は、ウイルスの体内への侵入を助けてしまうことが分かっています。東北大学の研究では、通所介護施設で週1回、専門的口腔ケアを実施すると、気道感染症が約3分の1に、インフルも著しく減少した、とのこと。口の中をできるだけ清潔に保つことが、インフルエンザ感染を防ぐのです。
出典:HUFF POST
実際、歯科衛生士による口腔ケアを受けた人のインフルエンザの発症率が、本人や介護者だけから口腔ケアを受けた人の10分の1になったとの報告があります。
出典:オーラルヘルスオンライン
正しいやり方で口腔ケアをしていると、インフルエンザ等の発症率が低くなるのですね。
定期的に歯科医院に通い専門的な口腔ケアを受けたり、正しい口腔ケアのやり方の指導を受けたりして口腔内を清潔に保つ事が、インフルエンザ予防対策の一つなのですね。
皆さんもご自分の歯磨きを見直してみてはいかがでしょうか?
正しい歯磨きの仕方
歯磨きの正しいやり方について下記の動画がとてもわかりやすかったので紹介させて頂きます。歯ブラシの使い方などとても参考になりますので、ぜひ御覧ください。
インフルエンザ予防対策に緑茶が良いと言われる理由
緑茶の健康効果については色々と言われています。
最近では、インフルエンザ予防対策に緑茶が良いとネットで話題になっています。
何でも「新型」にも良いとか。
飲料メーカーの伊藤園が、静岡県立大学薬学部との共同研究で、緑茶に多く含まれるポリフェノール成分の一種「カテキン」に抗ウイルス作用があり、緑茶を飲むことでインフルエンザの予防が期待できると発表した。そして、毎年流行する季節性のインフルエンザに加え、新型インフルエンザの感染も抑制できるとしている。
出典:FNN PRIME
緑茶がインフルエンザを抑える仕組み
緑茶の成分の一つがインフルエンザウイルスの表面にあるタンパク質に取り付き、ウイルスが細胞に付着したり、ウイルスが広がることを防ぐ働きをします。
緑茶を摂取することによって、身体の内側からインフルエンザの予防をすることができます。
緑茶ではなく紅茶でもいい?
緑茶じゃなくて紅茶でも効果はあるのでしょうか?
とある研究では紅茶が99.96%のインフルエンザウイルスの働きを失わせるという結果が出たそうです。
紅茶でもインフルエンザ予防効果はあるようです。
インフルエンザ予防対策になるお茶の飲み方
- 1日2~3杯以上(500ml以上)飲む
- 冷茶より、温かいお茶
温かいお茶をマイボトルに入れて、こまめに飲むようにすると良いです。
紅茶には牛乳(ミルク)等は加えないほうが良いです。牛乳等に含まれるタンパク質が、ポリフェノール成分と結合して、インフルエンザウイルスの働きを抑える力を弱めてしまう可能性があるからです。
まとめ
インフルエンザの予防対策に、「歯磨き」と「緑茶の摂取」が良いという事がわかりました。
「歯磨き」、「緑茶の摂取」と一緒にインフルエンザ予防対策として行いたいのが、「インフルエンザ予防接種を受ける」、「外出する時はマスクをする」、「帰宅時は必ずうがいをする」、「室内の温度・湿度に気をつける」などの対策です。
自分がインフルエンザにかからないためには、自分で予防対策をしなくてはいけません。
一人ひとりが予防対策をすることが、インフルエンザの大流行を少しでも抑えることにつながるのではないでしょうか?
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